
元SKE48の藤本冬香が4月3日、マツダスタジアムで行われた広島カープ対阪神タイガース戦の始球式に登板しました。
この日は28歳の誕生日。そしてマウンドに立つ彼女が身にまとっていたのは、昨年9月の卒業公演でも着用したカープカラーのドレスでした。SKE48時代から「いつかマツダスタジアムで」と公言し続けてきた夢が、これ以上ないタイミングで叶った瞬間でした。
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夢の始球式の様子
赤と白を基調にしたカープカラーのミニドレス姿で登場した藤本冬香。ホームベース側の4方向に丁寧にお辞儀をしてから振りかぶった一球は、捕手・坂倉将吾の頭上を大きく越える豪快な大暴投となりました。
その場に思わず崩れ落ちながらも、最後は深々と一礼。本人は「ストレートにズバンと行きたかったんですけど、だいぶ上に行っちゃいました。気持ちの昂ぶりが上に行く球に表れたのかなと思います」と、満面の笑みで振り返りました。球場は大きな歓声と温かい拍手に包まれました。
また、大のカープファンとして投手陣へのリスペクトを込め、マウンドには上がらずマウンド手前の位置から投球。「黒田さん(現・球団アドバイザー)が引退する時にマウンドで涙を流していたところも見ていた。いろいろなリスペクトの方法があると思いますが、私はマウンドに立たないで投げさせていただきました」と、その思いを語りました。
あの日のドレスに込めた誓い──卒業公演から続くストーリー
今回の始球式で藤本冬香が着用したのは、2025年9月30日の卒業公演でステージに立ったカープカラーのドレス。実はこの衣装、最初から「始球式でも着られるように」という明確な意図のもとで作られたものでした。
卒業公演のスピーチで、彼女はこのドレスについて率直な思いを語っていました。始球式が実現した際に「もうアイドルじゃないのに」「48じゃないのに」という声が上がるかもしれない、衣装の面でも様々な制約があるかもしれない。そうした現実を冷静に受け止めながらも、「もし色々な条件が合致して、ドレスで始球式が出来た時には、ふゆっぴの長年の夢が叶ったんだなと見守ってほしい」と、ファンへ語りかけていました。
卒業後のInstagramにも「このドレスと共に次のステップで『マツダスタジアムでの始球式』叶えます」と綴り、夢への覚悟を改めて示していた藤本冬香。今回、その言葉どおりドレスのままマウンドへと向かいました。
衣装製作に携わった衣装スタッフへの感謝も忘れず、「始球式でも使える衣装を目標にして、衣装さんと相談して作らせていただいた。衣装さんも喜んでいると思います」と笑顔で話しました。
さらに、背番号は「48」。「私はアイドルになることがずっと夢だった。SKE48に所属させていただいていたので、48を背負って投げたかった」と、育ててくれたSKE48への感謝も一球に込めました。
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SKE48時代から変わらなかったカープへの情熱
藤本冬香の広島カープへの愛は、SKE48在籍時から一貫していました。小学5年生の頃からのカープファンで、年間143試合すべてを視聴してメモを取り続けるほどの徹底ぶり。今季も開幕カード2試合に加えてウエスタン・リーグの試合も含め、この日までに8試合を生観戦しているという筋金入りのカープ女子です。
卒業公演では最後の楽曲にSKE48チームKII『ウイニングボール』を選曲。「人は誰だってできないこと何もない 報われるんだ」という歌詞に何度も支えられたと語り、間奏では始球式への思いを乗せたピッチングフォームをステージで披露するほどでした。
「過去最高の誕生日」──ファンの祝福に包まれた4月3日
始球式を終えた藤本冬香は「過去最高の誕生日になりました」と満面の笑みで喜びを表現。28歳という節目の誕生日に、長年の夢が重なるかたちで実現しました。
SKE48時代のファンも広島に駆けつけ、マツダスタジアムで始球式を見守った様子がSNSに投稿されました。SNS上には「ふゆちゃん、おめでとう」「夢叶ってよかった」「誕生日おめでとう、始球式おめでとう!」「投球から強過ぎる想いを感じました」「卒業公演で目に焼き付けた卒業ドレスで、ついに夢の舞台に立てて感激しました」といった温かい声があふれました。
また、4月7日(火)のRCCラジオ「ふゆっぴの今夜もウイニングカープ」では、始球式の裏側を本人が語るコーナーが予定されています。さらに詳しいエピソードが聞けそうです。