【コラム】AKB48 20周年ライブで感じた「3年後のSKE48 20周年ライブ」の姿

先日開催されたAKB48の20周年記念コンサート。 かつてAKB48と兼任で活動していた縁から、SKE48OGの松井珠理奈や北川綾巴がステージに立ち、AKB48現役メンバーと共に「パレオはエメラルド」などを披露する姿が見られました。

他グループの周年イベントではありますが、この光景を見ていて、ふと2028年に迎えるであろう「SKE48の20周年」について考えさせられました。 本コラムは、私個人の「独り言」として書き留めておこうと思います。

憧れの先輩と同じステージに立つということ

今回の20周年ライブの様子をSNS等のタイムラインで追っていて感じたのは、豪華OGたちが揃うシーンや懐かしいユニットの復活などの話題性はもちろんですが、それ以上にOGと共演した現役メンバーが、本当に嬉しそうな笑顔でいることです。

今の10代のメンバーにとっては、全盛期の先輩たちは「少し上の先輩」ではなく、物心ついた頃からテレビの中にいた「憧れのアイドル」そのものです。 もっと若い10代前半のメンバーともなると、もはや歴史上の人物や伝説の人という見方に近いかもしれません(笑)。

そんな雲の上の存在だった人たちが、今は一緒のステージで歌って踊って共演している。 これは彼女たちにとって、「アイドルになって良かった」と心から思える瞬間であり、一生の思い出に残る時間になったはずです。

例えば、AKB48現役メンバーの八木愛月さんの大島優子さんとの2ショット投稿などを見ると、その感動が伝わってきます。

卒業生にとっても、自分たちが守ってきたバトンを受け取り、走ってくれている後輩の姿を見るのは、周年コンサートを同窓会のような楽しさとして集まるだけでなく、古巣を守ってくれていることへの感謝や激励の場にもなったと思います。

板野友美さんの「現役ちゃん凄い凄い頑張ってた。また青春が続いていく」のポストがまさにそう感じさせます。

「現役ファースト」と「お祭り」の境界線

さて、20周年を3年後に控えたSKE48に話は移ります。

毎年の周年コンサートのあり方として、「今のSKE48を作り上げているのは現役メンバーなのだから、周年ライブは現役だけでやるべきだ」という意見もあります。 この考えには大いに賛同しますし、その気持ちにも理解を示しています。普段の活動や毎年の周年ライブは、今のSKE48を見せる場であってほしいし、過去を懐かしむだけの場にはなってほしくはないからです。

ただ、「20周年」といった大きな節目の数字だけは、少し意味合いが違うのかなと思います。

毎年の周年ライブは「歴史をまた1年重ねた」という報告的な場。 そして10年、20年、30年という大きな節目は、OGも現役も入り混じってグループが続くことそのものを祝福する場(お祭り)であってほしい。 AKB48の20周年コンサートを見て、改めてそう思いました。

2028年、SKE48の20周年に向けて

現役メンバーが主役であることに変わりはありませんが、SKE48の20周年コンサート(2028年)には、私はぜひ多くのOGに来てほしいと思っています。

しかし、それは決して「昔は良かった」と懐古したいわけではありません。 多くのOGたちが築いた土台の上で、今の現役メンバーたちがどれだけ高く、熱いグループを作り上げているか。 それを先輩たちに直接見せつけながら共演することで、今のSKE48も昔と変わらぬ「SKEらしさ」が続いているグループであると感じさせて欲しいのです。

卒業メンバーが出演することで、メディアはそちらばかり取り上げて、現役メンバーに光があたりにくい側面は確かにあります。 しかし、仮に現役メンバーだけで20周年コンサートを行ったとして、今回のAKB48の20周年コンサートのように多くのメディアに取り上げられるかと言われると…正直、難しい部分もあるでしょう。

それは現役メンバーでは盛り上がらないという意味ではなく、「全盛期のメンバーが集まった」という強い話題性で昔ファンだったという人も振り向かせるからです。これは仕方のない部分であり、力を借りていい、力を貸して欲しい部分だとも思います。

これをきっかけに今のAKB48、今のSKE48に目が向くきっかけになることだってあると思います。「当時推しだった◯◯の横で踊ってる可愛い子は誰?」とか「今のSKEも当時と変わらず激しく踊ってていいな」と思わせられたりとか。

AKB48のステージで生まれた化学反応を見て、3年後のSKE48もきっと、過去と現在が互いにリスペクトし合える素晴らしい景色を見せてくれるはずだと、確信に近い期待を抱きました。

歴史を否定せず、かといって過去に頼りすぎず。 そんな形が「SKE48らしさ」の継承になっていくのではないでしょうか。


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